作成日 2000年6月13日
肌荒れなどのトラブルに効く薬は?
角質層の水分を補う保湿剤が有効です
肌荒れとは皮膚の表面にある「角質層」の水分が少なくなって皮膚の表面がひび割れた状態をいいます。角質層は0.02mm程度の薄さで、角質層内部は角質細胞が何層にも積み重なって構成され、そのすき間を埋めるように「角質細胞脂質」で満たされ、皮膚の水分を保つ働きを担っています。このように角質層には、体内の水分を保持する「水分保持機能」と外界からの刺激を防ぐ「バリア機能」があり、皮膚を守っているのです。
肌荒れが生じた場合、角質層の水分保持機能を補うために「保湿剤」を使う事が効果的です。主な保湿剤の成分は次の通りです。
●尿素製剤・・・角質層の水分保持力を高める事によって、皮膚のうるおいを与える
●ヘパリン様物質・・・抹消循環を促すとともに、高い吸湿機能があり、皮膚に水分を集め、しっとりとさせる
●角質細胞間脂質類似物質・・・角質層にある角質細胞間脂質と同じ働きがあり、皮膚の張りとみずみずしさを高める
保湿剤には軟膏、クリーム、ローションなど様々な剤型がありますが、効果はほとんど同じですから、もっとも使用感のよいものを選ぶとよいでしょう
自分の肌に合った化粧品を上手に選ぶには?
敏感肌の人は無香料、無着色タイプの化粧品を
化粧品メーカーによる調査では、全体の65%、つまり3人に2人の女性が化粧品で皮膚のトラブルを起した経験があるという結果が出ています。化粧品選びの難しいところは、自分の皮膚にあうかどうか使用して見なければ分からない点や「違和感がある」など使用感も重視される点にあります。また、ストレスや疲労、睡眠不足、食生活などが原因で皮膚のトラブルを起すケースもあります。
最近は「自分は敏感肌」と認識している女性が増えています。一般に敏感肌は乾燥しており、アレルギー性物質や刺激性物質が皮膚から吸収されやすい状態にあります。香料や着色料、防腐剤、アルコール、界面活性剤などが刺激になるケースが多いので、成分表示を確認して、これらを除去した化粧品を選ぶようにしましょう。皮膚科では化粧品が皮膚に合うかを検査する「化粧品パッチテスト」などのアレルギー検査により、化粧品選びの手助けも行っています。化粧品のトラブルで悩まされている人は皮膚科医に相談することをお勧めします。
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