作成日 2001年3月7日
動脈効果が更に進むと心筋梗塞に
狭心症の原因となる動脈効果が更に進展すると、やがて冠状動脈の枝葉血栓で完全に閉塞してしまいます。その結果、その血管で養われていた心筋は死滅し、その部分は動かなくなってしまいます。突然激しい胸痛が起こり、しかも狭心症より長く続きますので、このような時は心筋梗塞を考えなければなりません。ただし、糖尿病疾患や高齢者では典型的な胸痛発作が起こらない場合もあります。心室の壁の一部が動かなくなるために心臓のポンプ作用は弱まり、心不全状態を引き起こして呼吸は苦しくなります。危険な不整脈も頻発するようになり、重症ではショック状態に陥るので、緊急の治療が必要です。
早期発見のサインを見逃さないで
・胸部に痛みがある
・少し動いただけで、動機、息切れがする
・心臓の鼓動に乱れがある
狭心症と心筋梗塞の予防
高コレステロールの食事を控える
冠状動脈が動脈硬化を起こす、3大危険因子は高血圧、高コレステロール、喫煙です。優れた降圧剤によって高血圧はコントロールされていきますし、喫煙人口も徐々にですが減少しつつあります。問題は血中コレステロールが近年増加していることです。社会が経済的に豊かになったために、飽和脂肪酸の多い肉類や乳製品の摂取量が増加していることが原因です。日常生活における食事と運動の大切さを考え直してみる必要があります。
日常生活で予防を!
・肥満を避ける
・たんぱく質、食物繊維、植物油脂を十分に取る
・塩分、動物性脂肪、糖質は控える
・ストレスはためない
・適度の運動を日課に取り入れる
・酒、タバコは控える
・十分、睡眠をとる
・規則ただしい生活を
・健康診断を定期的に