作成日 2001年3月7日
狭心症と心筋梗塞
12月から2月におきやすい
狭心症と心筋梗塞の症状
胸痛があったら要注意
冬は心臓病によるアクシデントが増えますが、これは寒さが血圧を高めて、心臓の仕事量を増加させることに関連しています。また、寒いと血液の粘綢度が増えるために冠状動脈の抵抗が高まり、中を流れる冠血流量が減少することも関係しています。
統計によると、心臓死は12月から2月の間が最も多く、しかも、午前中に発生しています。これは、血圧を上昇させる作用を持っているホルモンが、午前中に血液中で増えていることが原因であろうと考えられています。
心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割をもっていて、瞬時も休むことなく動きつづけています。しかし、心臓自身も心筋と呼ばれる筋肉で構成されているので、収縮するエネルギー源を血液中の酸素とブドウ当に依存しています。左心室からは全身へ血液を送り出す大動脈が出ていますが、その大動脈の起始部から細い鉛筆大の冠状動脈が左右へ一本ずつ分岐し、次第に枝分かれして、全ての心筋へ血液を供給しています。このように冠状動脈は、心筋へ血液を供給する大切なパイプです。
狭心症ー胸痛は酸素不足の警報
その内腔が動脈効果に陥って狭くなると、中を流れる血液量は減少し、心筋へ送られる酸素の量も減ってしまいます。このような状態でも、酸素をあまり必要としない安静時には、需要と供給のバランスは保たれているために問題はないのです。が、一旦血圧が上がったり脈拍数が増加すると、いいかえれば、心臓の仕事量が増えてくると一大事です。心筋は仕事量に見合っただけの酸素がもらえないことになり、酸素欠乏状態に陥ります。
酸素が足りないことを知らせる警報が胸痛です。不安感を伴なった痛みで、締めつけられるような、えぐられるような、焼けつくような痛みが前胸部、または少し左よりの胸の奥で起こり、左腕や顎にまで放散する事があります。これが狭心痛です。階段を駆け上がったとき、重い荷物を持って向かい風を受けて歩いているとき、温かい部屋から寒い場所に出たときなど、突然胸痛が起こって歩けなくなり、立ち止まってしまいます。しかし、安静にしていれば数分以内に苦痛から開放されます。この状態を狭心症と呼んでいます。