作成日 2001年3月7日
換気を十分に!2〜3時間に一回は換気を
ガスや石油暖房では、換気不足の場合に起こる炭酸ガスや一酸化炭素中毒も忘れてはなりません。ストーブから出る炭酸ガスが充満して酸素不足になると、不完全燃焼が起こって一酸化炭素が出てきます。血液中の一酸化炭素が増加するに従って、眠気、めまい、頭痛、吐き気などの症状がおこります。暖房中はこのような違和感の皆無に気をつけることが大切です。
人間の呼吸作用には、肺に吸い込んだ空気中の酸素を血液に与え、血液中の炭酸ガスを肺へ放出する肺呼吸と、もう一つ大切な組織呼吸とがあります。これは、血液が循環しながら各組織内の細胞に酸素を与え、代わりに炭酸ガスを除去する作用です。組織呼吸が維持されることによって脳や心臓など全ての臓器が正常にきのうします。この酸素を運搬する物質は血色素と呼ばれるたんぱく質で、可逆的に酸素と結合しますが一酸化炭素とも可逆的に結合する性質を持っています。
しかも、一酸化炭素との結合力の方が二百倍も大きいのです。僅かな一酸化炭素でも酸素を押しのけて多量の一酸化炭素色素というものを作ってしまいます。そのため、血液の酸素運搬力は著しく妨害され、大脳や心臓の組織に酸素欠乏が起こります。重症になると、顔面紅潮、意識障害、呼吸不全、血圧低下、けいれんをおこし、生命の危険にさらされます。このようにならないためには、2〜3時間に一回は窓を開けて換気することが必要です。換気は一酸化炭素中毒の予防だけでなく、風邪やインフルエンザの予防のためにも大切なことです。
衣服
過度の厚着は風邪を招く
防寒のためには、適切な衣服で体温を維持する必要があります。肌着には、蒸発する水分を吸収する吸湿性の良いものを選びます。その上に着る衣服は空気を含み、その含気量が多く、保湿性が高く、しかも、できるだけ軽いものが適しています。一番外側に着る衣服は、冷たい空気が入り込みにくいもの、いいかえると、通気性をある程度抑制できるものが適しています。
程度の厚着は自由な行動が束縛されるために運動不足となり、新陳代謝が低下して抵抗力が落ち、却って風邪などにかかりやすくなります。
衣服
敷布団は厚く、掛布団は軽いものを
冬は、足や肩が暖まらないために睡眠不足になりがちです。安眠するためには、敷布団を厚くするのが効果的です。掛布団は、軽くて保湿性の良いものを選び、肩や顎の部分も被う工夫が必要です。電気毛布はこの目的に適していますが、発育期の小児では抵抗力を弱めるので好ましくありません。ふとんは湿気を吸収するので、天気の良い日は乾燥も兼ねて干すように心がけてください。保湿性も高くなります。