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作成日 2001年3月7日



冬の健康管理キーポイント




冬におきやすい病気対策は


温帯に位置しているわが国には春夏秋冬という美しい四季がありますが、それと同時に季節に関係が深い病気もあります。気候の影響を直接受けて発症する病気と、その季節特有な微生物が原因となる病気とがあります。
人の体は皮膚を境に外界と接し、その内側では脳をはじめ、心臓、肺、肝臓など数多くの臓器が生きる為に必要な作業を営んでいます。全ての臓器が順調に機能するためには、体温、血圧、酸素濃度、PH(水素イオン濃度)などの内部環境が一定の範囲内に保たれていることが必要。
ところが、体を取り巻く外界は次々と変化し、その影響は直接体にも及びます。もちろん、内部環境も変化しますが、神経系や内分泌系の働きによってすぐもとの状態に戻ります。たとえば、15℃以下の気温に皮膚がさらされると交感神経が働いて皮下の血管は収縮し、熱の放散は減少して体温の下降をくいとめます。更に気温が下がれば、副腎や甲状腺からホルモンが放出されて新陳代謝を高めます。それでも体温が維持できない時は、筋肉の”ふるえ”によって熱を産生します。
体温を維持するために起こる血管の収縮は同時に血圧の上昇をもたらすので、冬の寒さは体に有害な刺激となります。そのため、冬は脳卒中や心臓病による死亡が四季を通しても最も多くなるのです。
冬は寒い上に湿度も低く乾燥しています。そのため、気道に侵入してきた微生物を排除する繊毛の運動が弱められ、免疫力が低下します。一方、ウイルスの増殖力や伝播力は増加します。その結果、風邪やインフルエンザ、肺炎などの呼吸器疾患が増えることになります。とはいっても、これらの疾患にかかる頻度は時代と共に減少しています。それは暖房など住環境の改善で寒冷刺激を緩和したこと、栄養状態が向上したために抵抗力が強化されたこと、医療の普及などによるものと考えられています。




暖房




冬の暖房と換気


室温は18℃ぐらいに

衣服によって調節が可能な気温は10℃から26℃の範囲で、気温が10℃以下になったとき暖房が必要となります。暖房温度については、省エネルギー対策として18℃以下が基準になっています。18℃以下の室温で、適宣衣服によって調節すると良いでしょう。
しかし、肌に感じる温度は必ずしも寒暖計の示す温度とは一致しません。風や湿度、部屋の天井や壁の温度にも影響されるためです。従って、18℃より低い室温を適温と感じる人もあれば、特に高齢者などは、より高い温度を必要とする場合もあります。
また、温められた空気は軽くなって上へ昇ってしまいます。頭は暖かいのに足元は冷たいといった現象がおこります。室内を均等に暖め、頭と足の温度差が2〜3℃以内であることがベストです。それには。暖房器具の種類や位置、部屋の構造が関係してきますが、床暖房などは適切な方法でしょう。




室内湿度は50〜60%に!

わが国の冬の空気は乾燥しています。そのまま温めたのでは空気の乾燥は異常に高まって、のどを
痛めたり肌荒れを起こします。暖房に際しては、水分を蒸発させて湿度を50〜60%に保つ工夫が
必要です。加湿器の使用も有効ですが、器具を不潔にしておくと細菌やカビが繁殖して呼吸器病の
原因となります。この点に十分な配慮が必要です。



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