作成日 2000年6月2日
冷たい物を食べると下痢をするのはなぜ?
冷たい物が腸管を強く刺激するために起こります
冷たい食べ物が胃に入ると、その刺激で腸のぜん動運動が異状に高まります。すると腸内の内容物の輸送時間が短くなって、水分の吸収に必要な時間がかけられずに下痢を起します。そのほかにも夏場は次のような原因で下痢を起しやすくなります。
○夏ばて・・・暑さによって体力を消耗すると、消化・吸収が悪くなって下痢を起す。
○寝冷え・・・体が冷えると腸内細菌が増えたり、腸内に炎症が起こり、下痢の原因になります。
○夏かぜ・・・かぜのウイルスが喉や鼻の粘膜につくとくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を起しますが、腸の粘膜まで運ばれて炎症を起すと、下痢を引き起こす。また、食中毒の症状としては、血液や粘膜などが混じった下痢便に加えて激しい腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などが上げられます。夏休みに海外旅行などする人は、赤痢やコレラの感染にも注意を。旅行先では生水や生ものの飲食は避けてください。
ストレスによって下痢が起こるって本当?
ストレスが原因で過敏性腸症候群になると下痢に
ストレスなどで自律神経が乱れると下痢を引き起こす事は前にお話しましたが、実際、慢性下痢に悩まされている人の大半は、ストレスによる過敏性腸症候群(過敏性大腸)です。胃や腸は精神的な影響をとても受けやすい臓器で、人間関係や仕事の悩み、受験の悩み、身内の不幸、転勤や結婚、入学などの環境の変化がきっかけとなって過敏性腸症候群が起こるのです。この病気の特徴は
○検査をしても腸そのものには病気は見られない
○長期にわたってだらだらと下痢が続く
○1日に何回も下痢を起す
○便秘と下痢を交互に繰り返す事もある
○食欲は普通にある
○一般には下痢が続いてもやせることはない
等です。これらの症状はストレスの原因が改善されると、軽減していきます。ただし、同じような症状でも「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」、「大腸がん」、「慢性膵炎」などの病気がひそんでいることがありますから、医師の診断を受けるようにしましょう。