作成日 2000年5月30日
下痢を予防しよう
下痢とは形になっていない液状のベンが頻繁に出る症状を言います。一口に下痢といっても食べ過ぎや冷え性などの一過性のものから、食中毒など一刻も早く医師の手当てが必要な物、不規則な生活やストレスなどによって起こる慢性の物など、様々な原因があります。下痢が起こったときは、まず、原因を明らかにする事が大切です。家庭では水分をたっぷり補給して下痢が止まるまで消化のよい物を摂り、無理せず安静にすごすようにしましょう。
どんな便を下痢というの?
水分量が80%以上の液状の便を言います
健康な便とはバナナのような太さと長さがあり、トイレの水の中でも溶けずに形を保っている状態で、70%前後の水分量が含まれています。日本人の平均的な便の量は卵3個分(約150g)くらいといわれています。
一方、水分量が70〜80%の便を「軟便」、80%以上になった液状の便を「下痢」といいます。軟便と下痢を見た目の違いは次の通りです。
○軟便・・・泥のような形状で、水の中に広がっても、ある程度形を保っています。
○下痢・・・水に溶けたり、浮いてばらばらになる。
下痢は腹痛を伴う事が多く、我慢できずに何度もトイレにかけこむなど、頻繁に便が出るのが特徴です。一方、軟便は腹痛を伴わない事が多く、脂っぽい食事や食べ過ぎによって起こります。
放っておいても大丈夫な下痢と心配な下痢は?
便の色や異状や下痢以外の症状がなければ大丈夫
下痢を起したときは、「昨日の宴会で食べすぎたからなぁ」とか「残業が続いて、ストエスがたまっていた物なぁ」など思い当たる原因があるかを考えてください。原因が明らかで、暴飲暴食やストレスなど一過性のものならまず心配はありません。1〜2日様子を見て、症状が治まる傾向ならそのままで大丈夫でしょう。注意が必要なケースは次の通りです。
○便の中に血液や粘液、膿などが混ざっている。
○便の色が白、赤、緑、黒など普段と違う色をしている。
○便が腐ったような、すえた臭いがする。
○下痢以外に激しい腹痛や発熱、吐き気、嘔吐などの症状がある。
これらの症状があるときは何らかの病気が疑われますので、早めに内科で診察を受けてください。また、これらの症状がなくともたびたび下痢を繰り返す場合は、原因を明らかにさせるために受診をする事が大切です。
こんな色の下痢便が出たら要注意 |
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| 黒っぽい便 | タール上の黒い便が出たら、胃や小腸、上行結腸の疾患が疑われる |
| 赤っぽい便 | 潰瘍性大腸炎、直腸がんや痔などが疑われる |
| 緑色の便 | 溶血性貧血、急性腸炎、食中毒が疑われる |
| 白っぽい便 | 脂肪の摂りすぎによる消火不良、腸の病気が疑われる |
| 濃い茶色の便 | 暴飲暴食、食中毒、過敏性腸症候群が疑われる |