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ピエロ・アンティノーリは、 マルケージ・アンティノーリ社の経営者でありトスカーナにおける近年のワイン・ルネッサンスのリーダーでもある。革命を期した彼の第一作にあたる「ティニャネッロ」は、現代イタリアにおいてもっとも影響力のあったワインであるとみなされている。
エノロジストのジャーコモ・タキスとともにアンティノーリは1975年に「ティニャネッロ」の枠組みを決め、サンジョヴェーゼにカベルネ・ソーヴィニヨンを約20%配することにしたが、この革命的スタイルから啓発されてスーパータスカンという新手グループのワインが生まれたのである。
「ティニャネッロ」は、アンティノーリの有するサンタ・クリスティナ農場にある広大な畑の名に因むものである。そしてこの畑内に「ソライア」(ソル=太陽、アイア=土地)と呼ばれる一画があり、カベルネ・ソーヴィニヨンにサンジョヴェーゼ(約15パーセント)とカベルネ・フラン(約5パーセント)を配したブレンドの名となった。
近年「ソライア」は、評論家と愛好家のなかで名声が上がり、
マルケージ・アンティノーリ製ワインの中で最上視されている。ちなみに、アメリカの「ワインスペクテーター」誌は、2000年度「トップ100選ワイン」の首位に位置づけている。
アンティノーリの製造責任者であるレンツォ・コタレッラは、ワインメーカーのマウリツィオ・アンジェレッティ、栽培主任のクラウディオ・ポントレモレージとともに「ソライア」を生産している。
カベルネとサンジョヴェーゼは、それぞれ別個に発酵・熟成させてからブレンドされ、ボトリングされる。
若いうちから、ルビーがかった深い暗紅色を帯び、ブーケには、ヴァニラ、熟したチェリー、ブラックベリー、シナモンその他スパイスの香りがあり、奥深く長大ね風味が豊かで、顕著なしなやかさを有する。(ワイン王国No12号より)
[イタリア・トスカーナ・赤] |