| シャトー・ル・パン 1999 Ch.Le Pin 1999 |
| 1950年代、大躍進を成し遂げたあのペトリュスの影で拍手と共に奪回を誓う名家がありました。 それはベルギー出身の一族で1924年以来この地ポムロールでの最高位の評価と名声を守り続けていたヴュー・シャトー・セルタンのティアポン家でした。 ティアポン家が自らのシャトーの北西に隣接するわずか1.2haのシャトー・ルパンを買収したのは1979年のことです。 それまでネゴシアンの桶買いの対象にしか過ぎなかったこの畑のワインを、1stヴィンテイジからペトリュスとその評価を二分する$1000ワインにしたてあげ、まさに≪ボルドー・ドリーム≫を実現させました。 ティエポン家の、ペトリュスからの名声と評価の地位奪還のためにこのワインに寄せる期待と執念は大きなもので、ペトリュスに極めて類似したメルロー92%にフラン8%のセパージュ、本家のヴュー・シャトー・セルタンとは意図的と思えるほどの対照的にパワフルで妖艶なエキゾティズムを秘めたスタイルに仕上げ、ペトリュスとの土俵にぶつけていることからもその意気を推察するに難しくありません。 まさに、世界にポムロールブームを引き起こした立役者。 ロバート・パーカーは「中期熟成期間に咲く際立った絢爛さや、エキゾティックで非日常的な享楽さの感動には、ボルドー全体においても1・2を争うもの」と表現し、ワインスペクテイターはこの年のル・パンの出来に99アッパーポイントをレイティングしています。 日本希望小売価格は100,000円。 とまれ、値打ちが判らない人でさえ金があれば買えるという風潮をこのポムロールワインブームに感じるのは私の天邪鬼でしょうか…(^^;; [フランス・ボルドー・ポムロール地区・赤] |
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