温泉漫湯〜記
箱根・中伊豆篇(2002 2/9〜2/11)
(本文中、太青字はHPへの直リンク、赤字は別ウインドウへのリンクとなってます。)
一日目(2/9) 晴れ
●京都〜小田原●
午前7時に自宅を出て、8時14分京都発ひかり東京行に乗りました。ぱっちり目は覚め、仕事でないと、かくも早起きは気分いいものかと(^^;;
同行者は一人(仮称:K2)です。主に宿の手配、プランを練ったのは私ミツルギで、会計処理、切符の手配はK2に任せました。K2は箱根、修善寺とも経験者なので、私が行きたいところを主に入れたほうがいいということで。
気合入りまくりですよ、もちろん。この日の為に買ったおニューのコートで行きましたもん(笑)。しかもミニスカ。
すでに自由席はいっぱいだったので、乗車してから指定席を取りました。天気がよくて、車窓から富士山が見えましたが、残念ながら写真は撮ってません…。何年かぶりに見たのに〜。
午前10時20分小田原着。直ぐに箱根登山鉄道に乗り換えず、小田原城(直接お城のHPはありませんので小田原市のHPをリンクしています)を見学に。
「何故かゾウの姿が」…と思ったら、城の本丸は動物園になっていて、子供連れの観光客がいっぱいでした。
しかも、「もしかして私の格好はむちゃ浮いてるんではなかろうか?」と思いましたね。駅に降りた瞬間に。城を回る間もそれが付きまとってましたが(笑)。
とにかく、小田原といえば「北条早雲」。後北条氏の百年天下ですよね。それと提灯。(実はそのくらいしか知らなかったので専らK2の解説に頼っていましたが)
「そういえば、小田原評定ってこのことか〜。秀吉の一夜城はあそこにあったのか」とか己の日本史の知識不足が噴出しまくり。大体、小田原攻略って何時だったっけ?みたいな(馬鹿)。幸先悪い感じか?などと一瞬思いましたがね。
ここは素直に小学生になった気分で見学しました。紙芝居とか。
小田原城では2月〜3月に梅まつりを開催してるそうですが、この時はまだ三分咲きくらいでした。
歴史見聞館へも行き、うろうろしていると、既に昼を回ってしまったので駅前で名物のかまぼこと鮮魚を使った昼食を頂きました。
●小田原〜箱根・入生田(いりゅうだ)●
箱根登山鉄道に乗り、小田原から箱根へ移動。本当は、強羅まで行って箱根美術館などを見てから、と思ったのですが、時間はもう2時半だったので、入生田で途中下車し、箱根寄木細工の美術館・本間美術館へ。
ここで下りる人は少なかったです。しかも、駅から徒歩8分ほどの美術館へ行く人は私達だけ。
「ああ、ここいらって湘南ナンバーになるんやな〜」と思いながら坂を上り、延々と歩きました。で、看板の通りに歩いて行くと、民家の間に美術館が…いや、美術館そのものが民家を改造したものでした。
もともと寄木細工の工房だったところと、美術館が併設になってます。建物の一階は工芸品売り場で、二階が美術館でした。
最初、体験コースの人と間違えられたのですが…「なるほど普通は寄木細工を体験する為に来る人が多いんだ(汗)」と納得。しかも、みんな車で来てる(笑)。
その体験コースはコースター一枚800円で作るんだそうです。普通に買っても500円なので、指導料込みでその値段は結構お得です。(ただし予約が要るので、今回は出来ませんでした)
でも、体裁はこぢんまりとしていても綺麗で判りやすいで展示とおばさんの丁寧な説明で、気持ちよかったです。大きな美術館もいいけど、こういうのも好きなんですよね。
工房も見学出来て、どうやって作るのかが一目瞭然です。
何が感心したかって、ロシアのマトリョーシカって填め込み人形があるんですが、あれの発祥は箱根だそうで。それと、展示品にあった寄木の「旅枕」。ほんと、パウンドケーキのおっきなヤツみたいな木箱の中にそろばん・筆・すずり・行灯・ろうそく・豆本などが入って枕にもなる、という日本人の知恵ですね〜。さすが旅好き日本人。江戸時代の物を町の要請で社長さんが復元したものでした。
買ったお土産は寄木のお箸と箸置き、秘密箱でした。
そのあと、ちょっとしたハプニングが!
いえ、たいしたことではござんせんが、入生田駅の裏手にあるお寺に行こうとした時、何故か急にこの私の腹が痛み出して、山門をくぐる段になって引き返しました。滅多なことでは腹具合が悪くならない筈なのに、もしかして気圧の関係か?(いや、まだここは標高158mほど)と思いつつ駅に戻りました。結局はたいしたことなかったんですけどね(笑)。
●箱根・入生田〜塔ノ沢温泉●
入生田から塔ノ沢へ。途中、箱根湯本で乗り換えです。(箱根湯本までは普通の小田急線)
箱根湯本から一つ目の駅が塔ノ沢です。無人駅です。しかも、標高差がすごいので、駅から宿までは地図上では目と鼻の先ですが、実際は十分くらい掛かってました(笑)。
今日の宿は福住楼。
間口は小さいのですが、奥行きが広くて、最初は一体何処に案内されるのか??と思ったものです。部屋の真向かいが川で、その向こうにこちらも古くから塔ノ沢では名旅館の環翠楼。伊藤博文や島崎藤村が滞在したという旅館です。
私としては、やはりこの旅のコンセプトは「文人の足跡を偲ぶ温泉旅行」なので、多くの文人に愛された福住楼を選びました。
主に宿泊した有名人はは、川端康成、里見とん(弓+享)、福沢諭吉、林芙美子、吉川英治…。最近では椎名誠、嵐山光三郎など。『本の雑誌』の座談会なんかで利用されてるようですよ。
川端康成は、川音がすると気が散るのか、川向かいでない部屋に滞在して執筆したそうです。
上のHPを見て頂くとお分かりなのですが、低予算で宿泊出来ます。生憎、私が予約した時は(一ヶ月以上前)、既に連休ということもあって料金高めの部屋だったのですが、それでも一人一泊19500円(税抜き)でした。「せせらぎ」の間で部屋は二間。六畳と八畳(もちろん旧間)。茶室を客間として改造したものなので、天井と窓に名残があります。成る程景色がいいはず〜、と思いました。
雪見窓(?)全開にして、川の流れを楽しんでました(夜は雨戸閉められますけどね)。
塔ノ沢にはまだ水道が通ってないところがあるようで、旅館も湧き水を使っていました。蛇口を捻ると湧き水ですよ。お茶もおいしいし、こんなんで顔洗うの勿体無いような気がしましたね。トイレや洗面台は各部屋にはありません。文化財としての建物から湿気を防ぐ為だそうです。
さて、お湯ですが。箱根は元々が殆ど単純泉なので、短い滞在に適した湯質だそうです。
24時間いつでも入る事が出来るので、食事の前にまず一風呂。
女性は夕方まで「岩風呂」。これは普通の温泉にあるタイプでした。いやね、ちょっと「お風呂に入る人のマナーがどうかな?」と感じた事があったけど、良かったですよ。
懐石風料理を食べ終えて、一寝入りしてから夜中2時にまた風呂に行きました。誰もいません(笑)。
殆ど貸切状態で喜んで入りました。夜中から朝は、女性は「大丸風呂」です。「大丸風呂」は、湯船が丸くて檜造りに赤松を使った風呂。珍しいですよ。しかも、すごくあったまった〜。ちなみに各部屋に風呂はないですが、大浴場に家族風呂はあります。でも、せっかく来たのに家族風呂はモッタイナイです。
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