『あずみ』
〜美女丸萌え鑑賞記〜
(鑑賞2003年5月24日)
(これは2003年5月24日の日記に書いたのですが、あまりに長いしログを保存して置こうと思い、大幅に加筆訂正して鑑賞記としてここに収めました。殆ど最上美女丸@オダギリジョーのキャラクターについてのみの感想ですので、他はスルーと見做してください)
ざっとした感想。
一言で言えば「美女丸サイコー!激烈エロキモ〜いvv」。
サ○スマではピーコは「1,600円」だと邦画にしては異例の高額を上げてましたが、私は個人的に「オダギリジョーに199,000円、のこり1,000円」てとこです。
だから、美女丸のキャスティングがオダギリでなかったら1,000円てとこ。残りの1,000円は北村一輝さんに。あの最上美女丸(役名・もがみびじょまる)を見られて1800円は安かったと。ま、ハナから私はオダジョー目当てですけども(笑)。
だってよ、だってCMとか宣伝見た時「やっぱり稀代のオトボケライダー役者オダジョーはイロモノ路線かよー(爆)」なんだもん。見たくて仕方ないやん。昔からのファンの皆様すいません、こう見えても私もオダジョー好きですよ。
詳しいストーリーなどはオフィシャルサイトのここ(『あずみ』公式HP)にてドウゾ。
てなわけで、原作をチロっとしか知らなかった私、予習していきました。えっへん!美女丸登場&ヂ・エンドのコミックス6巻まで。
「ふーん。これをやるのね、この、人を切り刻む事で悦楽を得る、逝かれてしまわれたアヴァンギャルドなオカマ美剣士を。オネエ言葉で喋るんだわ。でもフキダシでは殆ど『俺』って言ってるけど。イヤン、あのシーンではやっぱスプラッタになるんかなぁ」と期待に胸膨らませながら。私ゃつくづく好きですね、こういうイロモノキャラ。もぉ大好き。で、下馬評ではぜんっぜん原作と話が違うとのことでしたが、ハイ、事実違いました。
鑑賞の心得。
○若手の演技には広い心で対処しよう(笑)。特に最初のほうね。
○オダジョー目当ての肩は美女丸登場の中盤まで1時間20分ほどじっと我慢しよう。
○いいオトコ目当てならば30分我慢しよう。北村一輝さんが出るまで。
○特撮ぽいのが苦手な方は飛猿の場面やベタなCGはスルーしよう。なかったことに。
○原作とは別物という認識で望もう。
○オダジョーの立ち居振る舞いで笑う女子高生とかがいても、無視しよう。
○上戸彩のフトモモだけみていれば、演技力うんぬんはどうでもよくなる。
199,000円払ってもいいと思うオダジョーの名演(というか怪演)については後でじっくり語るとして。
もう一つのオタノシミは北村一輝さんですわね。HPのキャスト紹介ではいやにサワヤカなスチールが載ってますが(笑)。
映画が始まってまだかまだかと待ち続けて、約30分。加藤清正(竹中直人)の側近として登場!その月代姿も凛々しいが、井上勘兵衛という役は漫画に比べてかなり若いフンイキ。
でも、いいわいいわ〜(美女丸風に)。腹に一物ありそうでさ。スゴイスゴーイ(またも美女丸風に。しつこいからやめれって?)のは、上戸彩扮するあずみに負けず劣らずの立ち回り。清正を乗せた籠行列が峠を越えるシーンで、刺客のあずみ達が襲うのですが、その時の顔がね…。迫力あんのよ。ああ、この人が美女丸でも良かったかも知れない、と一瞬思ったわ。
大河(『時宗』)の八郎役でざんばら髪の場面とカブッタ。おまけに崖から落ちて勘兵衛の手下・飛猿(松本実)が率いる忍者軍団とあずみらが対峙した時、あっとオドロキやんしたよあっしは!「勘兵衛が飛んだ(笑)!」
い、いや笑っちゃイカンがワイヤーに吊られながら刀をブン回す北村さんの撮影現場を想像してワロタ。おぬしも忍びか?と思ったよ。でも、降り立った時の表情はクールでした。清正に失態を責められてる時なんか、「ああ、この人のハマリ役やね!」とヒソカに思うわけですよ。なんちゅうか、チョッチ精神的にM?な役。
ちなみに、ここら辺のワイヤーワークは香港映画ぽいのだが、アレですな。すこおし違和感が無きにしもアラズ。でも、まいいか、な感じでいいオトコに誤魔化されていよう(笑)。
あと、序盤で浅野長政役の伊武雅刀さんとね、あずみの掛け合いで「な・が・ま・さv」って名乗るシーンは名場面の一つだと思うのですよね。何気に現在のエンコーを髣髴させるエロオヤジとオヤジの懐目当ての女子高生っていう感じが(笑)。ゲラゲラ。いや、真剣なトコですけど。笑顔がエロオヤジそのもので噴出した。( ゚,_・・゚)ブブブッ
悪役は皆いい味出してましたけどねぇ。佐敷三兄弟の長兄・一心(遠藤憲一)もエロオヤジに近いが、もちっと軽い感じで。あずみに向かって「カワイイ〜」の連発。エンケンさんはVシネなんかによく出てらっしゃいますネ。
何より三兄弟の名台詞は「ざっと合ってりゃいいんだよ」(爆)。あずみら一行と旅芸人やえ(岡本綾)たちを間違えて襲うとこ。そこんトコは漫画原作では実際強姦していたのに、やはり映画ではムリなようでした。なんかそういうのが残念つか、仕方ない。殺戮シーンだけでPG12なので。一心は、もっとオモロイやられ方をして欲しかったですけどね。折角のプチイカレなのにー。でも、きっとそこはあっさりとひゅうが(小橋賢児)にヤラレテ、そのひゅうがをすぱっと殺しちゃう美女丸の強さを出す為よねっ、と勝手に盛り上がる自分(笑)。まだ名前すら出てない美女丸を心待ちにしてござる(´ー`)。
さて。やっと小物が死んだところでオマチカネの美女丸様の登場で。
ここに至るまで約1時間20分ですよ。
計っていたのかきっさま〜って感じで。中盤以降の盛り上がりを予測させる登場。
勘兵衛の命令で牢獄まで来た飛猿の視点でワンカットのみ。蓬髪ノーメークの美女丸様が!素顔でもいいわいいわ〜。逝ってるョ。でも、髪はザンバラなのにヒゲは生えてないのねん(笑)。体毛薄そうだもんね、オダジョー。ウプv
この時の台詞も最高やね。「ここからオレを出すとま〜た人がたくさん死ぬよ〜」
「〜」が絶妙な長さと不気味さ。しかし「ヲイヲイこのワンカットだけかいー(怒)」てな感じに、また私は意中のカレとのデートの終盤で「今日は遅くなったから送るよ」と言われて愕然としたようなお預け気分を味わった。勝負パンツ穿いてたのにー(笑)。お前穿いてねーだろ、ていうツッコミは無しですよ。
さて。お次の美女丸様の登場は、これがちょっと度肝をヌカレタ。ひゅうがが故郷に帰るやえを送る場面、一面刈れ野原で二人のショットからイキナシひとコマだけ美女丸様の一輪の薔薇を携えたアヤシイ表情(目から上だけ)が入って、次にはひゅうがに戻る。
振り返ると美女丸様と飛猿のアオリが。「いいところをお邪魔して悪いわねぇ」やた、オネエ言葉だ!オダジョーの鼻に掛かった地声では通りが悪そうなのでどうなるかと思ったが、心配無用ゴム用品。其処がミョーに色っぽい(笑)。でも「アップがなーい」(泣)。
剣も着物も白ずくめでウツクシイが、顔のアップが少ない場面だった。ああ〜んもっと出してよー(アップをな)。エロいニューハーフ顔のインパクトが強すぎるからジョジョに慣らすってこと?赤いアイメイクがドキドキしますね。目付きがエロいよねっ。
メイクとかかなりアドリブ入って監督の目がテンになったらしいですが、いいわいいわ〜。刀の鍔がない事で「受け太刀無用」と豪語していると自分で説明するのですが、「受け太刀無用?あんたの顔は受け専では?」とココロの中で一人ツッコミする私。逝ってよいですか?
あのですね、ここの場面はスゴク印象的なんですよ。美女丸様の猟奇的かつエロいキャラクター性が前面に押し出されている感じで。
一々太刀筋が走るたびに散る薔薇(笑)。戦国時代に何故か薔薇(これは監督の指示らしいが、原作どおりに椿でもよかったような?)。ここまで来るとアッパレですね。
美女丸様はダメージゼロでひゅうがを仕留めますが、ひゅうが得意の二刀を折られ、腕を切られズタボロの瀕死状態でフレームインしてくるトコ!視点はやえなので美女丸が「見て見て〜」っていう風ににまーっと笑って向いてるんですよね。ここは邦画紙上最高に気色悪く、かつ美しく、かつインパクトがあるカットですよ。ここ絶賛。もう、ここでヤラレタあたし、って感じで濡れます(死)。予告もなしにナニされたっていうダメダメ、でもホントはヒソカに期待してたからいいの〜な気分(笑)。
これでやっとこのキャスティングの意味が判ったわ。あのカオはオダジョーでないと出来まへん。ただ美しいだけの剣士にはムリです。ジャニ系にはじぇったいムリ。兇悪な美しさっていうのがコレよコレ!一生夢に出そう。間違いなくココだよ「PG12指定」の場面は(爆)。子供が見たら泣く!という興奮も冷めやらず、ひゅうがを切り刻んで愉しもうすると飛猿が割って入り、代わりにとどめをさす。その時の「さるーっ!」っていう声がツボ。画面から消えるところで、チラと美女丸様名台詞。「生きてるってことに何の意味があるのさ」
ああ、堪能したわ〜。
お次の美女丸様登場場面は、決戦の場となる蒲生の里なんですが、飛猿と共にやって来ます。里人たちが美女丸様の美しさにわーっと集まってくるんですが、その中の一人が「にーちゃんにーちゃんキレイなカオして。アッチの穴も…」と言って何ぁーんと美女丸様の股間を握り締めたのであーる!!ブッ(鼻血)!!
美女丸とはいえオダジョーの股間ですよ。○ん○ですよ(下品な)。
モー、やだぁー。そんな場面があっても事務所が許すってか野放しなのがスバラスィ。「うわぁお。その役私がヤリてえ」と思った皆さんは正しい!正しいよね!でも、斬られちゃうのよ。やってみたいけどさ。斬られても。てか、斬られても美女丸様に触れたい。ああ、死んでもいいから抱かれたい、とここで思うた私はアフォ全開だぜ!うきー。
後はチロチロ出番がありますが、存在感があると思ったのは、里に忍び込んだ爺(原田芳雄)が捕らえられ、うきは(成宮寛貴)が瀕死で野党たちと戦う場面。凄絶な死闘を繰り広げるうきはを、薔薇を手に淡々と見詰める美女丸様。
うきはの切っ先は美女丸様の鼻先を掠めるか否かってとこで事切れるのですが、この時のオダジョーの表情がまたいい!台詞は一切ナシで表情だけでこのあくどさを出せるかってところ。言っちゃ悪いが、ベテラン悪役でもこの奇妙な狂気はなかなか出せませんて。なんせ、目つきがエロいのよ(笑)。エクスタシー破砕(意味不明)。
そんで。クライマックス前に爺があずみを呼び寄せるエサとして磔にされるんですが、その前に猿と美女丸様がおんのね。
美女丸は斬りたくて斬りたくてウズウズしてるんですが、なかなかあずみが現れない。で、砲台で砦を爆破してやってきたあずみを見て美女丸がにまぁーっつと満面の笑み。この兇悪な笑顔がイイ!逝ってますョ!で、爺が「来るなぁー」と叫ぶお約束のシーン。「ダメよ、来なくちゃダーメ」「早くこないと死んじゃうわよ」と美女丸。
えい、とばかりに爺の喉元に斬り付ける。
そこで例のCMの「きぃっさまぁ〜」なんですけど(笑)。この台詞で映画見に行く気がなくなった人が何人いたかは別として。
あずみの二百人斬りの場面に入ります。
美女丸様文字通りにぴょんぴょん飛び跳ねて狂喜乱舞しながら、名台詞「スゴーイあの子スゴーイ!」そういうあんたがスゴーイ(爆)。やり過ぎと言われるカットかと予測。おこちゃま並みにフットワーク軽いですね、美女丸様。
そのうち何だかんだで同士討ちになり、ついに面白くなった美女丸様も殺戮の海にダイブしてしまい、漸くその凄腕ぶりが披露されまするが、きれいなおべべが血糊でいっぱいになるのに、キレイなお顔はちいとも汚れないのが流石です。
やがて「誰も邪魔する者がいなくなったわねぇ」とVSあずみ戦がはじまるのですが、ここはもうアクションアクションの連続で、話題になった360度縦回転ファントムを使った目の回るカット。
専ら私は美女丸様の足捌きが気になってました(笑)。だって、ヒゲがなかったんだもん牢獄で。やっぱり気になるやろ、スネ毛が!結果?やはり薄いですね、オダジョー。チラリズムがまたせくすぃーです。原作どおりだと足袋をはいてるんですが、どっちがいいかは微妙。 台詞はねぇ、殆どありません(笑)。美女丸様の奇声と艶かしいような、時々男に戻ってるような喘ぎがグゥ(笑)。其処だけ録音していいですか?
最後に腹を斬られてヒジョーに往生際の悪いところを見せてくれますが…その後は言わぬがハナでしょう。
海外からオファーが来てるにしても、この場面はカットか差し替えか?って感じ。
私としては原作通りに花を抱いて逝って欲しかったですけど。
も一つ言えば、もっと他のキャラとのカラミが欲しかったですね。オダジョーのスケジュール的にムリがあったのかも知れませんが。役者がそういうことはないと思うんだよね、映画作りに関して。何しろ殺陣のシーンでは美女丸が最も時間を掛けてるというので。だからそこんとこは脚本のミス?
飛猿との会話は面白いですが、原作のように爺と斬り合うとか勘兵衛とナニかあってもいいかな…と。ナニとは何だ。何だろうねぇ?ウフフ。アハハハ。いっそ清正のお小姓ってのも。でも、何の過去も匂わせないからこそあの不気味さなのかも。萌え要素だけ残して。
オダジョー自身はインタヴューで
「僕の役は結構奇妙な役なので、やっている時は面白かったんですが、実際に見てみると「もうちょっと(奇妙に)やっておけばよかったかな」とも思いました。でも、監督に「これ以上やるな、これ以上やるな」と言われていたので、あれでよかったのかなとも思います。僕としては、もうちょっとやりたかった(咳払い)……かなと(笑)」と。
私も激しくそう思う。もっと逝って欲しかったです。もっとエロい表情を!
あれでも充分いいですが。アレ以上やるとエロキモ過ぎて「R指定」かも知れません。チューボーもいましたしね。
ま、ここが役者として「イロモノ主体でもマヂな役もやれる」か「本格派なのにイロモノも出来る」かの瀬戸際だと思うのですが、この演技ではどっちかつーと前者寄りに思えるわな(笑)。私は前者の方がスゴイと思うてますが。
そういや、出演者の平均身長が高くない所為かオダジョーがでかく見えた。たしか180センチはないハズなのに。カンケーないけど、私ゃオダジョーが通ってた高校に大学の時用事で行ったことあるよ。バイトの関係で。某O県T市S陽高校ですけどね。何かニアミスじゃん…ってトシがバレバレか(笑)。
そうそう。あずみフィギュアがあるのですが、美女丸フィギュアを作ってくれ!絶対ほし〜〜いい〜。ああ、金額の根拠ですか?一と月は萌えて暮らせそうなんで、新入社員の基本給くらいに。
結論と総評。
アクションはいいですね。ストーリー的には押し込めすぎた感じが残りますが。もう何処でも言われてるよーに美女丸絶賛でしょうな。原作と違いながらもあれだけいい感じにフィーチャーされた悪役はなかなか少ないです。
でも『あずみ2』は観ません。だって美女丸様が出ないから(笑)。
いや、でもマヂで美女丸にはパルムドールをあげたいです。はっはー。
<終わり> 2003.5.31
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