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ビルの山に埋もれた 排気ガスで息苦しい帰り道
隣には 誰もいない。
それもそのはず。
―――仮病を使って、部活をサボった。
特にサボる理由なんて無かった。
けど、今日は何となく部活に出る気が無かった。
いつもは大勢で通る帰り道。
ゲーセンで寄り道したり、買い食いしたりするこの道も、独りで歩くにはちょっと広すぎた。
信号待ち。
いつもは【赤信号/皆で渡れば怖くない】の定義で
4人一緒に堂々と渡っているのに。
じーっと信号が青になるまで待っている自分は何なんだ?
この 盲人用信号機から流れてくる音楽でさえも、
自分を馬鹿にしているかのようで腹立だしい。
信号が変わった時の、
緑のランプをバックに、まるで【待ってました!】とでも言うように歩き出している、
この信号機の中のおっさんでさえ見ていると更にムカついた。
「…渡りたいなら、赤信号でも黄色でも良いから渡ればいいじゃん!(`-´#)q」
その言葉は、信号機の中のおっさんに吐き捨てたようで 自分に言い聞かせているようでもあった。
ごくごく自然にコンビニに入っていく。
雑誌をしばらく立ち読みしてから、菓子パン売り場に移動。
夕方はやはり何も残っていない。
――仕方が無いので、コンビニ弁当を買う。
レシートはその場で捨てて、録はコンビニを後にした。
空気が悪いからか、妙に街路樹の多いいつもの道。
白春と別れるのはこの辺り。
携帯を片手に、歩道橋を歩いていると、
ぽつりと鼻先に雫の弾ける音。
「…?」
録は はっとして携帯を鞄の中に押し込んで、
真上を見た。
空は白い。
「―――雨…煤i゜△゜;)」
録は走り出した。
雨は 漫画みたいに激しさを増していく。
「あぁもう!!!ハゲちゃう気〜!\(≧△≦\);」
帽子を被っているという事を忘れて、頭を押さえて更に走る。
ぱしゃぱしゃと水をはねさせながら、
急いで家へと向かう。
途中の信号は、無視して走った。
バタン☆
「…洗濯物干しっぱじゃん!んも〜(><;)」
びしょ濡れのまま、湿ったポケットから鍵を出して あたふたと鍵を開ける。
靴を玄関に脱ぎ散らかして、録はベランダへ飛び出す。
「やっぱ遅気だったかな…(ToT)」
とりあえず部屋の中に投げ込んだ洗濯物達。
――多分 また洗い直しだろう。
冷蔵庫をばかっと開けて、
冷えたカルピスを取り出す。
自分の部屋に入って、鞄をどさっと床に下ろして
タオルで髪を拭きながらベッドの上に腰をおろす。
「あ〜あ…こんな天気じゃ、部活サボってもサボんなくても同じ気じゃん…(ーー;)y」
カルピスを飲み終えて、
腰掛けていたベッドに そのまま寝転ぶ。
雨音をバックに天井を眺めていると、
家に一人でいる事なんか、 もう とっくに慣れてしまっているのに
何故か急に感じた孤独感。
…部活に行かなかっただけなのに?
…いや、それだけじゃない…。
両手首で顔を覆って。
ベッドへと沈んでゆく。
部屋には散らかったコンビニ袋が散乱していて。
凄く情けなく感じてくる。
「このまま…寝ちゃおっかな…m(_ _)m」
目を閉じても、良い夢なんて見れそうな気がしなくて。
窓に背を向けるかの様に 寝返りをうつ。
しばらく経って、
先程鞄の中に押し込んだまま放置していた、携帯が鳴り響く。
「もう…!何だよ!!人が折角寝ようと……(`з´#)」
「あ……(@@;)」
携帯の液晶に映った、見慣れた名前に目を見開く。
【録、今日 俺に会いたくないングだから部活サボりングした?仮病サボりング?】
「ふーん…何でもお見通し気ってワケ?(/ーー;)/||||;」
返信。[お見通し気だった?]
そして返って来たのは、その返信とは 全く関係の無い話で。
【録、窓から 太陽に背中向けて 空見てみてくれよぅ゛】
「はぁあ?(’’ )⊃」
ベッドから 重い腰を上げて、録は窓の方へ近付く。
そして、窓をがらりと開けて 身を乗り出す。
窓の桟から、冷たい雫が落ちてきて 首筋を撫でる。
「うひゃ!つべた気……………って、…お?!煤i@@)☆」
また 目を開いたその瞬間、今度はメールではなく電話がかかってきた。
「…もしもし?(-_-)ゞ」
【もしもしング〜★】
「…何でいきなり電話なんだよ、白春」
【…いや…虹、見えてないングかな〜…?って思って】
「いや、見た見た」
【綺麗ングだねぇ゛〜…】
「うん」
【……虹ってさ、夕立が止んで 雲の切れ間から太陽の光が差し込みングしたらさ、
でっかい橋みたいになるんだってよぅ゛】
「へー…(’’*)」
【太陽を背にしないと見れないングだから…録に教えたくなったんだよぅ゛」
「そりゃどーも( ’’)⊃」
それから、少しの間 二人は静かに
もうそろそろ消えてしまいそうな虹を眺めていた。
そして、先に口を開いたのは白春で。
【あのさ、録……】
「何?(’△’)」
【…そろそろ仲直りングしない?】
「――――うん」
どっちが先に その言葉を口にするか
勝者は白春。
【ごめん】「ごめん(≧-≦)」
空に架かる 大きな七色の虹と 文字と声を乗せた電波が
二人をしっかり繋げていた。
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…はい。ミスフル100のお題の36【メール】でした★
って、メール使ってるシーン…一瞬だけですけどNe☆★☆(てめぇ最悪だ)
一応これ…友情モノですよ(狽ヲぇっ?!)…一応…。
まぁ…白録でも録白でも、カップリングにしか見えねぇよバーカ!!な素敵なお方vは
そう思っていて下さって大いに結構ですので☆(それもどうなのさ)
やっぱり虹が大好きな犬丸でした★*・。
HPのタイトルとも微妙にマッチしてるので、これは小説放置部屋にも置こうかと思っています。(暴走)