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 道端の電気スタンド。

オウギイヌマル


 まあまあ桜町は平和である。

今日もマフラーをしたクロネコが歩いている。そして、その後ろでは、
しっぽに電球のついた小さな生物(?)が引きずられていた。

 クロネコが歩くに連れ、積もっている雪、引きずられている方が埋もれていく。
・・・・・・そして、とうとうキレたらしい。

「塗装がハゲるんじゃー――――!!!!!!馬鹿クロー――――!!!!!」
「だってお前、歩くの遅いし。」
「クロちゃんが歩くの速すぎなのよ!!もっと速度落としてよー!!」
 
 2人がぎゃあぎゃあと騒ぎながら歩いていると、荒ごみの日でもないのに、電柱のそばにゴミが大量に捨ててあった。
そして、ナナが、埋れている何かを発見した!!!

あーっ!!!!!これっ!」
「?・・・何だよ」

 そう言うとナナは雪を掻き分けて、「ナニカ」を掘り出した。

「なに見つけたんだよ・・・・・・?」
「―――――電気スタンドっ!!」
「―――はあ?」


 ナナが掴んでいたのは、まだ使えそうだがボロボロの電気スタンドだった。


「お前・・・。スクラップ集めが趣味になったのかよ」
「違うよ!!!!!!!これ・・・。アタイが造られた会社のスタンドなの!」
「・・・・・・。で?ソレをどうする気なんだ?」
「コタローちゃんに直してもらうの!」
「お前が使うのか?自分の電球はどうなるんだよ・・・(呆)」
「それでも良いし・・・。アタイと同じようにロボットにしてもらってもイイよね。」
「何言ってんだか・・・。」
「だって、おそらくだけど・・・。同じ会社に作られた電気スタンドで、同じようにして捨てられてたのよ!?
 お互い、同じような過去を持ってんのよ!?じゃあ、一緒にグチ言えるじゃない!!!」

ナナがそう言ってから、少し沈黙があった。
そしてクロが言った。

「お前・・・・・・。そりゃあちょっと違うと思うぞ。」
「え?」
「お前・・・。オイラが家出してるとき、こう言っただろ?『箱からも出されずに捨てられた』って。」
「言ったけど・・・。どしたの?」
「コイツは、箱からも出されてて、しかもこんなに使い込まれてるじゃねぇか。グチなんて言い合えない。」
「――――――。」


 ナナはしばらく考えてから、
電気スタンドを元あった場所に置きなおした。

「ロボットにはしてもらわなくてもっ・・・新品の電気スタンドとして使うなら別だけどなっっっ」
ナナがあまりにもすぐ諦めたので、クロがこう言った時には、ナナはもう歩き始めていた。


「おっ・・・オイッ!!!!無視かよ」

 クロも慌てて歩き出す。

「アタイ、もしかしたら―――」

そう言いかけた時に、ナナは、山の様に積もった雪の中に ぼすっとハマった。クロの目には、ナナの足だけが見えている。

「あー―――もう!!!!!言いかけて止められんのって、無茶苦茶ムカつくぜー!――――おいっ!」

クロがぶちぶちと文句をいいながら、雪をせっせと掻き分けると、まっ逆さまになって埋れているナナの姿が。
 そしてクロがこう言った。

「で?もしかしたら何だって?」
 
ナナはにっこりと笑って、

「もしかして・・・あんなに使い込まれてるのが羨ましかったのかもしれない。だからあっさり諦められたのかもね。」
と言った。そして起き上がった。




 それからしばらく経ったときには、またまたナナは引きずられていた。
それからフジイ家でお茶菓子を食べて、何故か乱闘を起こし、マタタビが家の修理を始め出したので、
2人はDr.剛・ミーくん・コタローの住むボロ小屋へ寄った。

「やっほ〜2人とも!あっ!!そうそう、この電気スタンドね、捨てられてたんだけど、直したら新品みたいにピカピカになったよ!
 どう?クロちゃん。フジイ家の2人に捧げるとか♪」

コタローが陽気に挨拶をして、ピカピカになった電気スタンドを2人に見せた。コレは紛れも無くさっきのスタンドである。
フジイ家で和んでいる最中にコタローが拾ったのだった。

「・・・貰ってくれないかな?」
コタロ−に聞かれ、クロは適当に答えた。

「んー、じゃあ、ジーサンバーサンにでも・・・持って帰ってやるか。」
そう言ってクロが片手を差し出すと、後ろからナナの声が聞こえた。

「コタローちゃん!!そんなの要らないよ!
 クロちゃんの周りに居てイイ電気スタンドは、このアタイだけなんだから!!!」
「ナナちゃん・・・。んー。。。。。まあ、それもそうかな♪」
「てめ〜・・・コタロー・・・。」
 クロは今にもキレそうだったが、すぐ押さえた。

「・・・とりあえず帰るか。」
「そろそろ家直ってるかも。マタタビ君の修理早いからねっ」
「そうだな」


      そうして、よく判らない1日が終わった。





オスィマイ。


   

★back★




んー、何か・・・アホアホな話だなー。クロナナ大好きだけど、書くの難しい―――!
でも、サイクロで小説書くの、マジで好きなので、まだ増殖するかも・・・。

あっしの書くマタタビは本当に阿呆です。もう先に言っておきます・・・。
今一番書きたいのは、キッド編!!・・・つーか・・・。書きたいっていうよりも、見たいですね。
あの頃のカッコエエオッサンとかね。知ってるヒト居たら即BBSにて★(厚かましい・・・)