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macでは、ろっくんの顔文字がちゃんと見れないかもしれません。
すみません…;
「じゃあね…凪ちゃん」
「また明日なー、凪」
夕焼けをバックに、檜ともみじが手を振る。
「はい。今日は二人共有難うございました。…プレゼント、大切にします…☆」
凪は、二人に向かってぺこりと浅い礼をしてから、校門を抜けて右に曲がる。
角を曲がってしばらく経ったとき、校庭を囲む石壁にもたれ掛かる誰かが声をかけた。
**********其処カラ何ガ見エルカ**********
「ちょっと、何?シカト気〜?(ーー;)δ」
「あ…!すっ…すみません!」
「まぁ、俺の居た場所も場所だけど〜(*△*)/=3」
「すみません…待ってて下さってたなんて…」
「あ、言うの忘れてた気だ(@@;)ゞ」
十二支高校の石壁にもたれていたのは、朱牡丹 録―――その人であった。
「あっ!(@v@)/~☆ 今日は俺、凪を送ってく為に、久々の自転車通学してる気〜★(^0^)/」
「えっ?そうなんですか?有難うございます」
「さ、乗ってけ乗ってけ〜♪b(^3^)d」
凪が録の自転車を見ると、普通のママチャリをちょっとカスタムしたものだった。
即席後部座席には、小さな座布団が置いてある。
そして、ハンドルを左右から見ると、スマイルのシールが貼ってある。
録は、先にサドルへ腰掛ける。
「よっこらしょ…と」
凪は、少し狭いけど何か居心地の良い即席後部座席に腰掛け、後輪の軸に爪先をそっと掛けた。
「どうでもよさ気だけど、ちょっちオバサン入ってた気だね〜(☆o☆)」
「あはは;すみません」
「んも〜、何回すみませんって言ってんの?聞き飽きちゃった気〜(−。−)「)))」
「う…;」
「今日は【すみません】は禁句!んじゃ、発車進行〜♪(^▽^)」
録はペダルを漕ぎ出す。
ゆるく、ゆるく 自転車は走り出す。
たまに右に寄ったり、左に寄ったりしながら
お年寄りに抜かされたり。
空は真っ赤だったが、だんだん薄紫に変わりゆくグラデーションに変わる。
自転車は ただのママチャリ。(ちょっとカスタム。)
マウンテンバイクでも、電動自転車でもない。
早く進む訳でもない、全て録の力だけで進んで行く自転車。
「あの…録さん、重くありませんか?」
「うん。めっさ重い気〜…ハァ…(´Д`;)〜3」
「ごっごめんなさ…!!」
「なーんてウッソー♪♪♪ 重くなんか無さ気! (@v<)-☆」
「え」
少しだけ振り返ってウインクをする録。
凪は頬を紅く染めて、苦笑いしてみせる。
本当は、録の辛さを判っているから。
その 額・首筋を流れる透明な液体と、
この、ゆっくりと進む自転車 ぐらぐら揺れる自転車。
自分より背の高い者を後ろに乗せているのだから、当たり前である。
凪は、黙ってペダルを漕ぎ続ける録を 申し訳ない目で後ろから眺めていた。
「録さん…無理しないで下さい」
後ろから聞こえたこの声に、録は、
チリリン…と、ママチャリのベルで応えた。
けれど、自転車のスピードは変わらない。
それからしばらく経って、
景色がマンションだらけの道に変わった時
「無理なんかして無さ気だってば…(−n−)」
と 録が言った。
「いいえ、無理してます!」
「してないって言ってる気じゃんよ〜(−3−)y−。・」
「録さん…!!」
「何?(?x?)」
「何でも正直に言って下さい…。」
「・・・・・・・・・」
一瞬沈黙。
「んも〜…。何か何でもお見通し気?…ちょっと疲れた(+。+)」
「…だってその汗…」
「……」
「…?…録さん?」
黙り込んだ、録の肩に掴まりながら 凪は心配そうにする。
「あー!!やっぱ俺ってダメダメ彼氏丸出し気だ!(`△´♯)/」
いきなり叫んだ録は、ペダルを激しく漕ぎ出した。
ぐんぐんとスピードを上げて進んでゆく自転車に驚く凪は、録の名前を呼び続ける。
「ろ…録さん…っ…!!」
さっきまで、途轍もなくノロノロだった録のママチャリは、
有り得ないくらいのスピードを出してゆく。
「録さん…何処へ…?」
スピードを出しすぎて、録の帽子が飛んで行きそうになるのを、
凪は密かに後ろから押さえていた。
「録さん…道が…違いますよ…あの、録さ…;」
―――向かった先は、急な坂道。
「録さん…!危ないです…」
凪がそう言うのは聞こえているはずなのに、録は躊躇せず その傾いた道に自転車で勢い良く踏み込んだ。
景色を一瞬
ふわりと見下ろしたかと思った。
けどそれは一瞬で。
景色は 高速で流れて行った。夜空だけは流れず自分達を見下ろしていた。
遠くに見えた道が、段々太くなっていくのを見て、凪はぎゅっと録の腰につかまり、
顔を録の背中に載せていた。
目は 途中からきゅっと堅く閉じていた。
目を開けると、さっきいた場所が今度は遠く見える。
―――坂を、下り降りた証拠。
「録さん…?」
録は、意地悪な笑顔で言う。
「やっぱ俺って性格悪気な彼氏、だね♪(*^▽^*)d」
「へ?」
「スピード出して、凪を困らせて、坂を下って、怖がらせて、」
「…」
「無理矢理抱きつかせてサ…★ 浮かれちゃってる気だよv(^U^)ゞ でへへ」
「……///」
凪は赤面する。気付けば、今も録にきゅっと抱きついていた。
恥ずかしくて 手を放そうとすると、録の右手が 凪の右手をぱしっと掴んだ。
凪は余計赤面する。
「俺ってマジで最低丸出し気だよね(゜△゜)?」
「録さん…?」
「やっぱ下心見え見えっぽい?(*0*)⊃」
ぐるりと体ごと振り返って、すぐ近くにあった、凪の額にキスをした。
「誕生日おめでとう。凪 b(^0^)d〜*☆・。」
「え?!覚えてて下さったんですか…!?」
「当たり前じゃんよ〜(≧▽≦)/)))」
「これは俺からなんだけどぉー…凪ってこーゆーの好き気?(’n’)」
録がポケットから出した、薄いピンク色の 小さな紙袋。
「開けてみそ(^ω^)」
「わ、有難うございます…v」
凪らしく、シールを剥がすのも、リボンを解くのも、丁寧に丁寧に 紙袋は開けられた。
凪の目に入って来たのは、
小さな小さな桜色のガラスで出来た、雫型のペンダント。
雫の中には、本物の桜の花びらが 泡達と一緒に1枚入っている。
…シンプルなようで、違う。 ――かと言って、派手な訳でもない。
…そのペンダントは、【春】をぎゅっと詰め込んだ感じが漂っていた。
「俺的には好き気なんだケドね…。(///;)ゞ」
録は 凪の顔を見ずに、前を向いたままそう言った。
「…とっても素敵です…!嬉しいです…v有難うございます…」
凪はそう言って、ペンダントをそっと首につけてみた。
細かいボールチェーンは、千切れそうで とても繊細で 扱いに気を使う。
「有難うございます、録さん…!」
「凪は3月生まれだから、春らし気なのを選んでみたんだけど(・v・)…」
そう言って 録は振り返る。 後ろには、今自分が渡したペンダントをつけて微笑む凪の顔があった。
それを見て、録はにかっと笑う。
「良かった。似合ってる気じゃん\(^▽^)/**」
「嬉しいです…本当に」
「大事にしてよね!(−0−) 俺のバイト代■ヶ月分なんだからサ(・n・)」
「え?!そんなに…?!す、すみませ…あっ…;」
「あ〜〜〜?(★△★)!! 【禁句】言った気だね?凪」
「…ぅ…;」
録は、また意地悪な笑顔で、言った。
「んじゃ〜、罰ゲーム!(>▽<)/♪」
「え?罰ゲーム…?」
録は、自転車のスタンドを下げて
自分の唇を指で触る。
そして一言。
「感謝のキモチを、態度で表すコト〜★*・。\(^0^\)」
凪は一瞬キョトンとして、はっとする。
それから、キョロキョロ周りを見回す。
「目…閉じてて下さいね…」
それから凪は、
自分より背の低い【彼】の唇に、優しくキスをした。
自分の頬が、顔が、一気に熱くなるのを感じて、凪は目を伏せる。
顔から湯気が出ていても不自然ではないだろう。
それから、録はまたハンドルを握り、スタンドを戻して、
「では、このハッピー気な気分のまま、出発進行〜☆(>v<)/」
と言って、自転車をまた走らせた。
「は…恥ずかしいです…;;」
そんな凪の小さな声が聞こえたのか聞こえていないのか、録は
背中に小さくて温かな鼓動を感じたまま
軌道修正しながら、ペダルを漕いだ。
*fin*
||||||||||||||||||||感想||||||||||||||||||||
わー*・。…何これー?
…実はこれ…凪さんバースデー企画だったりするんよねー…
……
………?
…………??
えっ?何?!
華武キャラ×凪さん?!
うわー☆*・。犬丸もとうとうやっちゃったね…。
他のサイトさんでは良く見る華武キャラ×凪さん。…やっちまったぁー。
まさか自分がやっちゃうとはNe☆人ってわかんないNe☆
つか、犬丸のろっくんは鬼畜ヤロウですイエーイ。てか腹黒っっ★☆★
犬丸の中では…いのりんより黒くてピノより白くて牛尾と同じくらいみたいな?黒度高いね。87%!(黒さが。)
えっと。何と言うのでしょうか…もう…犬丸の小説って…リンクしまくりですかね?
…多分気付かれた方はいないに等しいと思うのですが、【坂道】【自転車】=鹿⇒猫子ノヴェル「坂道。」とリンク…。
ろっくんと凪さんの通った坂道は、つつらんと檜ちゃんが通った坂道でもあるのですよ。
とにかく、罰ゲームでキスさせるようなウチのろっくんですが、
許してやってくださいな;
<<いや、誰が許すか。